今回は、Logicool Gのキーボード「Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEED」のレビューをしていきます。
今回紹介する「Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEED」は、自分がワイヤレスのキーボードで、オシャレなゲーミングキーボードを探していた時に見つけた製品です。
自分がそれまで使っていた製品は、有線のキーボードでどちらかと言えばゲーム特化なキーボードでした。
しかし、最近ではあまりPCゲームもしなくなってしまい普段使いの方が多くなっていたので、ある程度ゲームもできるオシャレなキーボードが欲しいと思っていました。
「Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEED」は、ワイヤレスで掃除の際に動かしやすく、ホワイトカラーのライティングがオシャレで見た目が良かったです。また、性能は普通のメカニカルキーボードですが、メディアキーが搭載されており、普段使いには便利な機能があります。たまにゲームをするぐらいの自分には凄く良かったので紹介していきたいと思います。
外観とスペック
「Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEED」は、2023年10月にLogicool Gから発売されたワイヤレスのゲーミングキーボードです。
Logicool G PRO Xから4年越しの新作キーボードで、旧作をワイヤレス化し、全体的にスペックアップして機能面やデザインも良くなりました。
スペック
スイッチの構造 | メカニカル式 |
キーボードサイズ | テンキーレスキーボード |
寸法 |
幅:357×奥行き:150×高さ:34mm
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重量 | 980g |
本体カラー | ホワイト |
軸 |
タクタイル(茶軸)
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キーキャップ |
ダブルショットPBTキーキャップ
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配列 | 日本語配列 |
接続方法 |
ワイヤレス(USBレシーバー)
Bluetooth
有線接続(タイプ‐C)
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ワイヤレス通信可能範囲 | 最長10m |
バッテリー(充電式) | 最長50時間 |
ライティング |
ライティングあり
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製品と付属品
製品について
カラー展開はブラック・ホワイト・マゼンタの3種類ありますが、今の所マゼンタはLogicool G公式ストアでしか購入ができません。
自分はブラックとホワイトで悩みましたが本体カラーはホワイトを選びました。
本体のデザインはかっこ良く、つや消し加工がされており、全体的に質感が良い。
また、本体カラーはホワイトですがトッププレートはシルバーになっているため、高級感もあります。
サイズは幅:357×奥行き:150×高さ:34mmで少し奥行きは長めですが、通常のテンキーレスサイズです。
また、配列は日本語配列で使いやすく、かな印字がないので見た目も良いです。
キーのデザインもフローティングデザインなので、見た目が良く、ライティングを付けた際にキレイに光ってくれます。
本体の上には、左右に4つずつのボタンと音声調節ダイヤルがあります。
左から順にUSBレシーバー接続ボタン・Bluetooth接続ボタン・ゲームモードボタン・ライティング変更ボタン
・メディアキー(戻る・再生/一時停止・進む・ミュート)・音声調節ダイヤルになります。
前面には、有線ケーブル(USB Type‐C)を繋げる所と電源のスイッチがあります。
(電源のスイッチは赤色がOFFで青色がONの状態で分かりやすくなっています。)
裏側には、滑り止めが5つとスタンドとUSBレシーバーを収納する所があります。
サイズの小さいUSBレシーバーを本体に収納することもできます。
スタンドは2段階の調整が可能です。(4°と8°)
左から順にスタンドなし/4°/8°になります。
また、スタンドの先端にも滑り止めがついているため、スタンドを立てても問題なく使えます。
付属品について
「Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEED」の付属品は以下の通りです。
・キャリングケース
・USB LIGHTSPEEDワイヤレス アダプタ(USBレシーバー)
・USB延長アダプタ (USB-C⇒USB-A変換コネクタ)
・USB タイプA to USB タイプC 着脱式ケーブル(1.8m)
・保証書など
一つずつ細かく見せていきます。(保証書など以外)
キーボードがワイヤレスなため、持ち運び用のケースが付属しています。
正面にロゴと品名が書いてあり、シンプルで頑丈なケースです。
また、持ち運びやすい様に取っ手まで付いています。
中の素材も良く、キーボード・USBレシーバー・USB延長アダプタ・着脱式ケーブルを入れることができ、安全に持ち運ぶことができます。全体的にケースのクオリティが高いと思います。
しかし、ケースを使わない(持ち運ばない)人からすると勿体ない気もします。
ケース無しでもう少し安いモデルがあってもいいのかなと思いました・・・
次はUSBレシーバーです。「USBレシーバー」をPCに接続することでキーボードを遅延のない無線(2.4GHzLIGHTSPEED)接続で使うことができます。
また、USBレシーバー本体にはPRO X TKLの名前が書いており、同じ様な物があっても見分けやすいのが便利です。
次はケーブルです。USB タイプA to USB タイプC 着脱式ケーブル(1.8m)はキーボードの充電もしくは有線接続で使います。
キーボードのバッテリーは最長50時間と長く使用できるのであまり使いませんが、バッテリー切れを気にせずに使用したい方は有線での使用の際にあると便利です。
しかし、ケーブルは編み込み式でなく、ビニール製で安っぽく、キーボードの色に合わせた色でもない(白ではない)のが残念です。
最後は延長アダプタです。「延長アダプタ」(USB-C⇒USB-A変換コネクタ)はUSBレシーバーの距離を延長してくれるアイテムです。
キーボードとPCの距離が遠すぎたり接続が不安定な時に上の画像の様にすることで、PCとキーボード距離を縮めることができ、接続が安定します。
性能と使用感
接続方法
接続方法は
● ワイヤレス接続(USBレシーバー 2.4GHzLIGHTSPEED)
● Bluetooth接続
● 有線接続(タイプ‐C)の3種類があります。
ワイヤレス接続でも遅延は全く無く、USBレシーバーのワイヤレス通信可能範囲は最長10mと長く、通信は安定しており、バッテリー持続時間も最長50時間と長く使用が可能です。
基本的には、USBレシーバーを使ってワイヤレス接続で使用しますが、有線接続で充電をしながら使用することやBluetooth接続でノートパソコンなどにも使うことができます。
また、本体に付いているボタンでUSBレシーバー(ワイヤレス接続)とBluetoothの接続を切り替えることができます。
バッテリー持続時間
USBレシーバーのバッテリー持続時間は最長50時間と記載されていますが、この記載はおそらくライティングがONの状態(光量がMAX)の話なので、ライティングの明るさを弱くすることやライティングをOFFにすることでバッテリー持続時間を延ばすことができます。
詳しい時間が見たい方はこちら➡(Logicool G HUBのデバイス設定)
ゲームモード
ゲームモードボタンを押すことでゲーム中に押すとゲームが中断されてしまうキーを無効化する機能です。
デフォルトではWindowキー・アプリケーションキー(メニューキー)・ライティング変更ボタン・Bluetooth接続ボタン・USBレシーバー(ワイヤレス接続)ボタンが無効になっています。
ゲームモードをONに押すことでボタンが光るのでON-OFFは分かりやすくなっています。
しかし、ライティングがOFFの状態でゲームモードをつけると光が弱くなっており、分かりにくいです。
ライティング
ライティング変更ボタンを押すことでライティングのON-OFFとライティングの明るさを4段階変更が可能です。
上から順にライティングON(1段階目)・2段階目・3段階目・4段階目・ライティングOFFです。
キーのアップバージョンも撮ってみました。
(また、ゲームモードボタンもライティングと一緒に光が弱くなります。)
また、ライティング変更ボタンを押しながら1・2・3・4・5・6・7・8・9・0・-・^のいずれかのキーを同時に押すことでライティングに変えることができます。
ライティング変更ボタン+1=レインボー(右) ライティング変更ボタン+2=レインボー(左) ライティング変更ボタン+3=レインボー(センターアウト) ライティング変更ボタン+4=レインボー(上) ライティング変更ボタン+5=カラーサイクル ライティング変更ボタン+6=キーストローク リップル ライティング変更ボタン+7=青色でブリージング ライティング変更ボタン+8=カスタムライト効果 ライティング変更ボタン+9=カスタムライト効果 ライティング変更ボタン+0=青色で点灯 ライティング変更ボタン+-=ライティングの速度(低速) ライティング変更ボタン+^=ライティングの速度(高速)
キースイッチ
スイッチの構造はメカニカル式で、軸はタクタイル(茶軸)です。
今だけか分からないですが、本体カラーホワイト・マゼンタの軸はタクタイル(茶軸)しか選ぶことができないのが残念です。(本体カラーブラックの軸はリニア(赤軸)とタクタイル(茶軸)を選ぶことができます。)
キースイッチについては詳しいことは載っていませんでしたが、GX Brown タクタイルスイッチと言うスイッチが搭載されています。
GX Brown タクタイルスイッチのスペック
軸の種類 |
GX Brown
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タイプ | タクタイル(茶軸) |
アクチュエーション ポイント | 1.9mm |
キーストローク | 4mm |
押下圧 | 50g |
タクタイル圧 | 60g |
耐久性 | 7,000万回 |
キースイッチは
● アクチュエーションポイント:1.9mm
● キーストローク(mm):4mm
● 押下圧:50g
と平均的なメカニカルキーボードなので、今流行りの可変アクチュエーションポイントやラピッドトリガー機能などのゲーム特化キーボードが欲しい方にはおすすめしづらいキーボードです。
しかし、メカニカルキースイッチ自体の質は高品質なので、可変アクチュエーションポイントやラピッドトリガー機能が必要無いようなゲームをやる方やワイヤレスのメカニカルキーボードが欲しい方にはおすすめできる製品です!
キーキャップ
キーキャップは、PBTキーキャップで、耐久性が高く、質の良いキーキャップが採用されています。
また、ダブルショット製法のダブルショットPBTキーキャップのため、より耐久性が高く、特別な製法で印字が消えないキーキャップです。
キーキャップ自体の質感や滑り止め性能も良く、押した時のグラつきなどもないクオリティが高いキーキャップです。
打鍵感
「Logicool G HUB」ソフトウェアの設定
Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEEDは、ロジクール専用のソフトウェア「GHUB」に対応しており、GHUBから色々な設定を行うことやバッテリー残量などの情報を見ることができます。
ダウンロードしてない方はこちらから
ライティング設定
本体でも大まかなライティングの変更はできましたが、GHUBを使うことで細かい変更をすることや自分でライティングを作ることもできます。
ライティング設定では
● プリセット
● フリースタイル
● アニメーションの設定を行えます。
プリセットでは、エフェクト(光り方)のオフ・固定・フェードインとフェードアウト・色サイクル・色の波・リップル・星の光・エコープレス画面サンプラー/オーディオビジュアライザーの10種類からライティングを選ぶことができます。
光り方や細かな設定が見たい方は下の動画を見てね~!
フリースタイルでは、自分で好きなようにライティングを作ることができます。
また、作ったライティングを保存することができ、複数作ることも可能です。
アニメーションでは、CONTRASTIC・LIGHTNING・OCEAN WAVE・RED WHITE AND BLUE・VERTICOOLの5種類のライティングを選ぶことができます。
光り方や細かな設定が見たい方は下の動画を見てね~!
また、自分でアニメーションの編集をすることができ、色や光り方の速さや長さを変えることができます。
キーの割り当て設定
キーの割り当て設定では、F1~F12までの12個のキーをコマンド・キー・アクション・マクロ・システムの中から別のキー(コマンド)に割り当てることができます。
選択できる項目自体は豊富ですが割り当てできるキーがF1~F12だけと少ないのが残念な所です。
ゲームモード設定
ゲームモードでは、本体のゲームモードボタンを押した時にどのキーを無効にするのかを決めることができます。
また、作った設定を保存することができ、複数作ることも可能です。
デフォルトではWindowキー・アプリケーションキー(メニューキー)・ライティング変更ボタン・Bluetooth接続ボタン・USBレシーバー(ワイヤレス接続)ボタンが無効になっています。
デバイス設定
デバイス設定では
● バッテリー残量
● 未使用時のライト
● オンボードメモリー
● デバイス上の効果の設定を行えます。
左上のバッテリー残量では、現在のバッテリー残量・残りの使用時間・電力消費
を確認することができます。
本体のライティングボタンから明るさを変えることで残りの使用時間を延ばすことができます。
また、ライティングをOFFにするとライティングON(光量マックス時)の時に比べて約13倍のバッテリー残量になります。
見た目を気にしない方はライティングOFFの状態で使用するとバッテリーの持ちが良いのでおすすめです。
左下の未使用時ライトでは、未使用時(スリープ状態)の
効果・輝度・次の時間後に開始・次の時間後にライトをすべてオフにするの設定をすることができます。
効果とは光り方のことで、現在のライティングを暗くする/フェイドインとフェードアウトの2つから選ぶことができます。
フェイドインとフェードアウトはカラーを変えることができます。
輝度とは光量のことで、上の効果(光り方)を現在のライティングを暗くするにした際の光量を決めることができます。
光量は75%・50%・25%・0%の4種類から選べます。(0%はライティングOFF状態です。)
次の時間後に開始とはスリープ状態になるまでの時間のことで、通常のライティングからスリープ状態になるまでの時間を決めることができます。
時間は保持しない・1分・2分・5分・10分・15分の6種類から選べます。
(保持しないはスリープ状態にならなくなります。)
次の時間後にライトをすべてオフとはライティングがOFFになるまで時間のことで、通常のライティングからライティングが消えるまでの時間を決めることができます。
時間は保持しない・1分・2分・5分・10分・15分の6種類から選べます。
(保持しないはスリープ状態にならなくなります。)
右下のオンボードメモリモード/デバイス上の効果を設定することができます。
オンボードメモリのON-OFFの切り替えをすることができます。
オンボードメモリをONにしておくことでG HUBでカスタマイズした設定を、他のパソコンでも使うことが可能になります。
デバイス上の効果は本体でできるライティング(ライティング変更ボタン+8=カスタムライト効果・ライティング変更ボタン+9=カスタムライト効果)のカスタムライト効果の設定を行えます。
ライティングはフリースタイルで自分で作ったライティングとアニメーションの5種類から選べます。
その他
USBレシーバーは2in1ライトスピードに対応
対応しているキーボード/マウスであれば、USBレシーバーを共有することができます。
以下は、G HUB2022.7以降からLIGHTSPEED2デバイスペアリングをサポートする製品のリストです。
キーボード
PRO X TKL・G715・G915・G915 TKL
マウス
G303シュラウドエディション・G705・PRO X スーパーライト
PRO X スーパーライト2・G502 Xライン(G HUB 2022.8以降)
まとめ
「Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEED」は、テンキーレスで使いやすく、ワイヤレスと相まってデスクをスッキリと見せることができます。
本体カラー(ホワイト)の質も良く、ライティングをつけることでよりデスクをオシャレにしてくれます。
テンキーレスサイズでゲームモードも付いており、ゲームでも問題なく使えます。
また、メディアボタンや音声調節ダイヤルが付いているため、音楽や動画を楽しむ時にも便利なキーボードです。
ゲーム特化ではなく、見た目重視でワイヤレスのゲーミングキーボードが欲しい方におすすめな製品だと思います。
今回紹介したオシャレなキーボード(Logicool G PRO X TKL LIGHTSPEED)のキーキャップを変えてライティングをよりキレイにしてみました。↓詳しくはこちら↓