ゲーミングアンプとは
アンプとは、音質を向上させることで、ヘッドセット・イヤホンの機能を引き立てる機械です。
ゲーミングアンプとは
ゲーミングアンプとは、ゲーミングヘッドセット・イヤホン専用のアンプです。
音の向上はもちろん、音の定位感(方向)を分かりやすくするなど、ゲーム向けに調節することができます。
ゲーミングアンプが必要な理由
ゲーミングアンプを経由しながら使うことで、ヘッドセット・イヤホンの音質・音圧、定位感が向上します。
また、ヘッドセット・イヤホンをパソコンに直接指していると電気ノイズが発生することがあるので、ゲーミングアンプを挟んであげることでノイズを軽減させることができます。
注意点
ヘッドセット・イヤホンの端子は3.5ミリジャックでないとアンプに接続することができません。
アンプが必要ない製品
・無線で接続するヘッドセット、イヤホン
・簡易アンプ付きのゲーミングイヤホン
ゲーミングアンプの選び方
接続方法の確認
ゲーミングアンプは、接続方法によって対応するゲーム機が異なります。
幅広いゲーム機に対応したUSB接続や、5.1chサラウンド再生が可能な光デジタル接続の2種類について見ていきましょう。
USB接続
USB接続は、PC・PS4 / 5・switch・Xboxまで幅広いゲーム機に使用できます。
製品の数が多く、小型のアンプから高性能なアンプまであり、選択肢が豊富。
光デジタル接続
光デジタル接続は、光デジタル出力端子を持つPC・PS4 / 5・PS4Proで使用できます。
光デジタル接続は5.1chまでのサラウンド再生に対応しており、臨場感あるゲームを楽しむことができます。
しかし、光デジタル出力端子を持たないPS4slimやSwitchで接続しようと思ったら、別でHDMIコンバーター(HDMI出力から光デジタル音声出力を分離・出力するもの)などが必要になります。
機能面の確認
ゲーミングアンプはゲームの音質を向上させるだけでなく、ゲーム環境を良くしてくれる機能も多くあります。
音の方向を分かりやすくするバーチャルサラウンド化や、音域を調節するイコライザー機能、イコライザー設定を複数保存することができるプリセット機能について確認しましょう。
バーチャルサラウンド化
本来の音はステレオサウンドですが、アンプを使うことで音をバーチャルサラウンド化(音が立体的に聞こえる)する機能です。
映画などを視聴する際に音の臨場感が増すことやFPSなどでは敵の位置が分かりやすくなり、ゲームをより有利になります。
イコライザー機能
イコライザーとは、再生している音声を自分好みに調節できる機能です。
例えば、低音を強くして迫力のあるゲームにしたり、FPSでは足音の音域を強めてゲームを有利にすることもできます。
プリセット機能
プリセットとは、あらかじめ調節したイコライザー設定を保存できる機能です。
プリセット機能があれば、プレイするゲームに合わせて毎回イコライザーを調節する必要がなくなります。
注意点
今紹介した3つ機能は基本的にはPCでの設定が必要なため、PCがないとゲーミングアンプの性能を発揮できません。
ブランド(会社)
・ASTRO Gaming(アストロ ゲーミング)
・CREATIVE(クリエーティブ )
・EPOS(イーポス)etc
1万円以上出せば良いゲーミングアンプが買えると思います。
おすすめゲーミングアンプ5選
見た目がかっこよく万能なアンプが欲しい方におすすめ!
ASTROGaming MIXAMPPro TR
スペック
対応機種 |
PC・PS4/5・Switch
|
接続方法 | USB接続 光デジタル接続 |
寸法 | 81×132×47mm |
付属品(ケーブル)
デイジーチェーン ケーブル(0.5m)
(デイジーチェーン接続)
デイジーチェーン接続とは、ミックスアンプ同士を繋げることで同じ部屋にいながら、遅延のないローカルボイスチャット環境を構築するためのもの。
TOSLinkケーブル(光デジタルケーブル 3m)
USBケーブル(3m)
音声入力とマイク出力が別のケーブルを接続する時に使用するケーブル
対応機種について
PC・PS4・PS5・Switchで使うことは可能だが、PS4slimやSwitchは別でHDMIコンバーター(HDMI出力から光デジタル音声出力を分離・出力するもの)などが必要になります。
また、デフォルトのイコライザーでも十分だが、細かいイコライザーの設定などは専用のソフトウェア(COMMAND CENTER)からしかできないためPCが必要になります。
シンプルで分かりやすい操作性
本体には、全体の音量調節・ボイスチャットとゲーム音のバランス調節をするダイヤル・サラウンドのON/OFF・イコライザーの変更(4種類ある)があり、シンプルで分かりやすい。
※PCで専用のソフトウェア(COMMAND CENTER)から4種類のイコライザーの設定を自由に変更可能。
専用のソフトウェア(COMMAND CENTER)
専用のソフトウェア(COMMAND CENTER)では、イコライザーの設定やマイクの設定もすることができる為、ASTROGaming MIXAMPPro TRに繋ぐヘッドセット・イヤホンにマイクを使うなら専用のソフトウェアの中だけにはなるがマイクの音量・サイドトーン・ノイズゲートなどの設定が可能です。
本体のみでイコライザーなどの設定がしたい方におすすめ!
Steelseries GAMEDAC
スペック
対応機種 |
PC・PS4/5
|
接続方法 | USB接続 光デジタル接続 |
寸法 | 横幅:130mm 奥行:55mm 高さ:35mm |
付属品(ケーブル)
USBケーブル
光デジタルケーブル
3.5mmユニバーサルヘッドセットアダプター
高音質なゲーミングアンプ
同価格帯のアンプに比べて音の定位感が良く、FPSなど敵の位置を把握したい時に有利になる。
本体のみで全ての操作が可能
専用のソフトウェア(Steelseries GG)を使わなくても音量・サラウンドON/OFF・イコライザー・ゲイン・サイドトーン・マイクの音量・機種の切り替えなどの設定を本体のみでできる。
専用のソフトウェア(Steelseries GG)
専用のソフトウェア(Steelseries GG)では本体でできることに加えてプロファイルを追加することができ、設定したイコライザーを指定したソフトのみで有効にすることができる。
PS4/5やSwitchでイヤホン・ヘッドセットで話している方におすすめ!
Sound Blaster GC7
スペック
対応機種 |
PC・PS4/5・Switch
|
接続方法 | USB接続 光デジタル接続 |
サイズ | 横幅:174mm 縦:116.3mm 高さ:44.5mm |
付属品(ケーブル)
USBケーブル
光デジタルケーブル
3.5ミリのAUXケーブル
対応機種について
PC・PS4・PS5・Switchで使うことは可能だが、PS4slimやSwitchは別でHDMIコンバーター(HDMI出力から光デジタル音声出力を分離・出力するもの)などが必要になります。
多機能で操作が分かりやすい
本体には、音量調節ダイヤル・ボイスチャットとゲーム音のバランス調節ダイヤル・サラウンド・低音・SXFI(スマホと連携し、耳の形を特定して自分にあった音に設定してくれる機能)・高音・マイクの調節が可能。
また、イコライザーなどのカスタマイズが可能なボタンや、マイクミュートボタンもあり、本体でできることが多い。
専用のソフトウェア
専用のソフトウェアではSXFI・スカウトモード(足音や環境音を聞こえやすくするモード)・サラウンド・イコライザー・マイク・ミキサー(音の調節)・カスタムボタンなどの設定ができる為、カスタマイズも豊富。
スマホで設定が可能
アプリを入れて本体とBluetoothで簡単に繋げることができ、PCと同じ様に設定が可能なためPCがない方にもおすすめ。
本体サイズが大きめ
他の製品に比べてサイズが大きい為、デスクにある程度のスペースが必要。
(横幅174mm縦116.3mm高さ44.5mm)
PCユーザーでお洒落なアンプが欲しい方におすすめ!
EPOS GSX 300
スペック
対応機種 | PC・PS4・Switch |
接続方法 | USB接続 |
サイズ | 幅:81mm 長さ:91mm 高さ:41mm |
付属品(ケーブル)
USBケーブル(1.2m)
対応機種について
基本的にはPC専用
PS4・Switchなどの家庭用ゲームにも対応しているが機能を全て有効にするには専用のソフトウェア(EPOS Gaming Suite)が必要です。
コンパクトで使いやすい
本体の大きさが(長さ91 mm 幅81 mm 高さ41 mm)小さく、操作も全体の音量調節ダイヤルと専用のソフトウェアから変更可能なスマートボタンのみで使いやすい。
専用のソフトウェア
専用のソフトウェア(EPOS Gaming Suite)では、スマートボタン・イコライザー・サラウンド・マイクなどの設定をすることができる。
また、マイクの設定に関してはサイドトーン・ノイズゲート・ノイズキャンセリングなども設定をすることが可能です。
コスパよく、PCなしでも使えるアンプが欲しい方におすすめ!
Sound Blaster G3
スペック
対応機種 |
PC・PS4/5・Switch
|
接続方法 | USB接続 光デジタル接続 |
サイズ | 縦:210mm 横:39mm 厚み:15mm |
付属品(ケーブル)
光デジタルケーブル
USB Type C-A 変換アダプター
コスパ良いアンプ
ゲーミングアンプは1万円以上するものが多い中、このアンプは5~6千円台で買える。本体では、全体の音量調節・ボイスチャットとゲーム音のバランス調節するダイヤル・マイクの音量調節・マイクミュートのON/OFFの切り替え・イコライザーのON/OFFの切り替えスイッチがあり、機能が豊富。
スマホで設定が可能
アプリを入れて本体とBluetoothで簡単に繋げることができ、PCと同じ様に設定が可能なためPCがない方におすすめです。
専用のソフトウェア
専用のソフトウェア(Sound Blaster Command)では、SBXプロファイル(ゲーム・映画・音楽など、シチュエーションに合わせて設定が可能)・イコライザー・スカウトモード(足音や環境音を聞こえやすくするモード)・ミキサー(音の調節)・GameVoice Mix(ゲーム音のチャットボリュームのバランスを調整)・などの設定をすることができます。
また、PC専用なりますがSBXプロファイルからバーチャルサラウンドの設定も可能です。
USBケーブル
USBケーブルの長さが10cmしかなく、PCや家庭用ゲームが近くにないと接続ができないので、必要であれば延長ケーブルを購入してください。