今回は、Divoomのスピーカー「Ditoo-Pro」のレビューをしていきます。
今回紹介する「Ditoo-Pro」は、コンパクトでオシャレスピーカーを探していた時に見つけた商品です。
「Ditoo-Pro」にはスクリーンが付いており、ピクセルアートを映すことができます。
また、操作する所はメカニカルのキースイッチが付いているレトロなPCを模したスピーカーです。
サイズもコンパクトで置き場に困らず、BluetoothやMicroSDカードに対応しているので無線で使うこともできます。更に、音楽やYouTubeなどを聞くには十分な音質です。
そんなコンパクトでオシャレなスピーカー「Ditoo-Pro」を紹介していきたいと思います。
外観と製品の紹介
「Ditoo-Pro」は、Divoomから発売されたレトロなPCを模したスピーカーです。
「Divoom」は日本に本社を構えるWiseTech(ワイズテック)のブランドで、スピーカーをはじめ、様々なデジタル雑貨を販売しています。
外観(届いた時の状態)
製品がケースに入っていてオシャレ!
スペック
ドライバユニット |
48mm フルレンジドライバ
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バスレフポート | 背面 |
出力 | 15W |
周波数特性 | 30-20k Hz |
S/N比 | 80 dB |
通信規格 |
Bluetooth 5.0
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受信距離 | 最大10mまで |
バッテリー容量 | 5000 mAh |
音楽再生時間 | 最大8時間 |
サイズ |
幅:90x奥行き:114x高さ:121mm
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重量 | 533g |
製品と付属品
製品について
正面には3.5インチのスクリーンがあり、ピクセルアート(ドット絵)で時間の表示などをすることができます。
サイズもコンパクトで(幅:90x奥行き:114x高さ:121mm)置き場には困らないサイズ感だと思います。
正面にスクリーンがあるため、音は上部から流れます。
スクリーンの下には、本体の操作を行えるキーボードとレバーが付いています。
また、キーボードにはライティング付きのメカニカルキースイッチ(青軸)が搭載されています。(キーキャップはと取ることもできます。)
キーボード(操作の所)へのこだわりがすごい!
キーボードはメニューボタン・+と-ボタン・右と左の矢印ボタン・ライトボタンの6つがあり、右側にはレバーと再生切替ボタンがあります。
6つのキースイッチとレバーの機能は2種類あります。(短く押すと長く押すで機能が変わってきます。)
・メニューボタン ・ライトボタン
短く押す メニューに進む 短く押す スクリーン表示の切替
長く押す キーボードライトのON-OFF 長く押す 表示のバリエーションを変更
・プラスボタン ・マイナスボタン
短く押す ボリュームを上げる 短く押す ボリュームを下げる
長く押す スクリーンの明るさをあげる 長く押す スクリーンの明るさをさげる
・左矢印ボタン ・右矢印ボタン
短く押す 前の曲(音楽再生時) 短く押す 次の曲(音楽再生時)
長く押す キーボードライトの変更 長く押す キーボードライトの変更
・レバースイッチ
短く押す 再生/停止
長く押す 録音
背面には低音を増強させるバスレフポートと電源ボタンがあります。
電源ボタンの所は外すことができ、電源ボタン・充電ポート(USB タイプ-c)・MicroSDカードリーダー・リセットボタンがあります。
下側には滑り止めが4つ付いています。
付属品
・USB タイプ-A to USB タイプ-c ケーブル(約77cm)
・取扱説明書(日本語あり)
・ピクセルアートステッカー
・製品合格証
充電+有線接続用のケーブルは編み込みタイプで良いが、長さが77cmと少し短めです。
また、付属品はケースの中にあるカバーの裏にありました。
「Divoom Ditoo-Pro」の特長
スクリーン付きのスピーカー
「Ditoo-Pro」は、ピクセルアートを表示できるスクリーン付きのスピーカーです。(ピクセルアートとは、ドット絵のことです。)
スクリーンのサイズは3.5インチでドット絵の表示は16×16になっています。
ピクセルアートは本体の設定や専用のアプリを使って変えることができます。
本体の設定ではデフォルトに入っているピクセルアートから選ぶことしかできないが、専用のアプリではピクセルアートを自分で作ることや他人が作った作品を表示することもできます。(詳しいことは主な仕様で説明しています。)
コンパクトながらもバランスの良い音質
「Ditoo-Pro」は、48mmのフルレンジドライバと背面にあるバスレフポートが搭載されているため、コンパクトながらも音質の良いスピーカーになっています。
※コンパクトではありますが、スピーカーが上部にあるので上にはある程度のスペースが必要です。(特にモニター下に置きたい方にはおすすめしません。)
聴き比べ音源
モニタースピーカーと「Ditoo-Pro」との比較になります。
(Ditoo-Pro本体の音量は1/3です。)
モニタースピーカーに比べて音がしっかりとでつつ、クリアで聞きやすい音だと思いました。
Bluetoothでの使用もあるの思うので、スマホとの比較もしてみました。
(スマホはiPhone 14になります。)
クリアに聞こえながらもモニタースピーカーやスマホに比べて音圧のある音だとも思います。このサイズでこの音質すごい!
また、音の最大音量が大きく録音した音も1/3に抑えました。(最大音量だけなら持っているスピーカーの中で一番大きいと思います。)
メカニカルキーボード付きのスピーカー
「Ditoo-Pro」の操作ボタンはキーボードになっています。
キーボードにはライティング付きのメカニカルスイッチ(ゲーミングキーボードに使われているスイッチ)が使われています。
ライティングと打鍵音
バッテリー内蔵型のスピーカー
「Ditoo-Pro」はバッテリー内蔵型のスピーカーです。
バッテリー容量は5000 mAhで音楽再生時間は最大8時間使うことができます。
(type-c充電で充電時間は約4時間)
バッテリーの確認方法は電源ボタンを短く押すと画面に表示させることができます。
また、MicroSDカードに対応しており(64Gまで)、スピーカー単体でも使うことができます。
接続方法も有線接続・Bluetooth接続の2種類あり、有線接続ではPCや家庭ゲーム機、Bluetooth接続ではスマホなどに使うことができます。
接続の切り替えは再生切替ボタンを押すことでBluetooth→MicroSD→有線接続の順番に変更します。(未接続時は非表示)
切り替え時にスクリーンに表示されるので分かりやすいと思います。
カラーバリエーションが豊富
カラーはホワイト・ブラック・ブルー・グリーン・ピンクの5種類から選ぶことができます。
主な仕様
本体でできること
スクリーンの画像を変える
本体でもライトボタンを押すことでピクセルアートを変えることはできます。
種類は7種類あり、長押しすることでバリエーションを変えることもできます。
スクリーンの明るさを変える
スクリーンの明るさを変えることもできます。(プラス・マイナスボタンを長押しすることで変えれます。)
また、明るさを0にするとスクリーンの表示をOFFにすることもできます。
メニューでのできること(機能設定)
メニューボタンを押すことでメニューの表示ができ、再生の切替・描画(塗り絵で遊べる)・ツール(得点表・ストップウォッチ・タイマー・騒音計の機能)・アラームの設定・ミニゲーム(15種類)の5つの機能があります。
描画やミニゲームの種類が豊富で本体だけで暇つぶしができます。また、ツールやアーラムの設定とできることが多く多機能なスピーカーです。
録音機能
ボイスメモで最大60秒間の音声録音が可能です。
やり方はレバースイッチを3秒間手前に引くと録音がスタートします。
60秒間または、レバースイッチを引くと録音が停止して、再度レバースイッチを引くことで録音した音声を聞くことができます。(録音した音声は再生終了後に自動的に消えます。)
「Divoom」専用アプリの設定
Ditoo-Proは、専用のアプリ「Divoom」から様々な設定を行うことができます。
(iosとAndroidの両方からインストールすることができます。)
Divoomで行える設定
「Ditoo-Pro」では、
・デバイスの接続
・デバイスの設定
・デバイスの機能を確認することができます。
デバイスの接続では、BluetoothとWi-Fiで接続できる製品を探すことや、接続しているデバイスの確認をすることができます。
デバイス設定では、様々なデバイスの設定を行うことができます。(アプリでの変更しかできないものあるので確認しておくと良いと思います。)
特に温度・起動時スプラッシュロゴ・自動電源の設定はしておくと良いと思います。
デバイスの機能では、デザイン・アニメーション・LEDエディター・ピクセルカラーリング・音楽・DJミキサー・音声メモ・チャット・アラーム・スリープ時間・プランナー・その他と様々な機能があります。
また、その他を押すと更に種類があります。
その他の中には、記念日・タイマースイッチ・ゲーム・ストップウォッチ・カウントダウンメーカー・スコアボード・通知・天気・ボイスコマンド・騒音計の機能もあります。
本体でもできる機能もありますが、デザインやアニメーション・通知などアプリでしかない機能もあるので確認しておくと良いと思います。
↓全部は紹介できないので詳しく見たい方はこちらを見てください↓
ここでは5つ(デザイン・アニメーション・LEDエディター ・ピクセルカラーリング・音楽)を紹介をしたいと思います。
デザインとアニメーションでは、自分でピクセルアートを描くことができます。
LEDエディターでは、書いた文字をスクリーンに流すことができます。
また、文字の速度・背景の速度・レイヤー(背景)・効果(光り方)・色を変えることもできます。
ピクセルカラーリングでは、ピクセルアートの作り方を見ることができます。
カスタムモードでは、みんなが作った作品の作り方をみることができ、タスクモードは公式が出している作品で作り方を見て練習するモードです。
音楽では、ラジオ・本体の音楽・MicroSDカードを見ることができます。
ここではラジオを選んで聞くことや、MicroSDカードの曲を選ぶことや曲をシャフルにすることができます。
チャンネル設定(スクリーンの表示設定)
チャンネル設定では、時計・明るさ・クラウドチャンネル・ビジュアライザー・カスタム・歌詞の6種類の設定をすることができます。
時計では、時計のデザインやカラーの設定をすることができます。
また、天気や温度の表示をONにすることで時計とONにしたのを交互に表示してくれるようになります。
明るさでは、単色の表示の設定をすることができます。
真ん中の◯5つは左から順にライト色(白色)・ランダム(カラーが変わっていく)・光合成(青と赤の縦線を表示します。)・蚊除け(緑色)・入眠(暖色系)をスクリーンに移してくれます。
クラウドチャンネルでは、アピり内で人気のコンテンツや季節に合わせて更新されます。
(アプリ内のギャラリーを保存されている画像の中からDivoom社がセレクトしたデザインの表示。また、アップデートボタンを押すと、最新の情報に更新されます。)
ビジュアライザーでは、音に合わせてアニメーションを動かすことができます。
12個のプリセットから選ぶことができます。
また、下の追加から16種類のピクセルアートを選択して自分オリジナルのビジュアライザーを作ることもできます。
カスタムでは、お気に入りのデザインをデバイスにアップロードできます。
最大12個のピクセルアートを保存でき、本体のスクリーンに上から順に表示してくれます。
また、カスタム登録を3つまで登録することができます。
ピクセルアートの保存方法はプラスを押して自分のピクセルアートや作ってくれているピクセルアートなどを選択して下のデバイスにアップロードを押すと反映されます。
歌詞では、再生中の曲名を表示してくれます。(BluetoothやMicroSDカード内に入っている曲情報を再生時に文字を流すことができます。)
設定では速度やテキストのカラーを変更ができます。
また、右上にはチャンネル設定全体の設定をすることができます。
気になった所
ノイズについて
有線接続や充電している時にノイズが聞こえてしまいます。
それ程うるさくはないですが、音を出していない時や静かにしていると聞こえます。
特にピクセルアートの早いアニメーションや輝度が高い時に聞こえやすくなります。
電源ボタンについて
電源ボタンが背面にあるので、電源を頻繁に付けたり消したりする方には不便だと思うかもしれません。
有線で使う方は良いのですが、無線で使いたい方はバッテリーを気にしないといけないので面倒だと思うかもです。
切替時の音量について
大前提にPC接続(有線接続)とMicroSDカードを両方使いたい方のみ対象になるので限定的ではあります。
有線接続からMicroSDカードの音に切り替える時に音量が別でMicroSDカードの音量がすごく大きく再生されてしまいうるさくてびっくりしてしまいます。(頻繁に切り替えたい方には気をつけた方が良いと思います。)
まとめ
「Ditoo-Pro」は、スピーカーなのにスクリーンやキーボードが付いてオシャレなスピーカーです。
スクリーンはピクセルアートを表示でき、キーボードはライティングをつけることができるため、デスクをオシャレにしてくれます。
サイズもコンパクトでデスクに置きやすく、バッテリー内蔵型なので、(Bluetoothではスマホと繋ぎ使ったり、MicroSDカードを使うことで)無線スピーカーとして快適に使うこともできます。
また、型抜きやゲーム、アプリの方ではラジオなど多機能で、遊び心のあるスピーカーだと思いした。
音質はクリアで聞こえやすく、音楽やラジオを聞くには最適なスピーカーです。
見た目がオシャレな多機能スピーカーが欲しい方におすすめな製品だと思います。