「Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」レビュー

レビュー

今回は、Logicool Gのゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」のレビューをしていきます。

今回紹介する「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」は、ゲーミングマウスの中でも左右非対称のエルゴノミクス形状Logicool Gからエルゴノミクス形状のゲーミングマウスが久しぶりに出たのでレビューしてみたいと思い購入しました。
私が初めて使っていたゲーミングマウスもLogicool GのG703(エルゴノミクス形状)を使っていました。
Logicool Gでエルゴノミクス形状のマウスは少なく、G703は約5前のゲーミングマウスで少し古い。最近出たG502もエルゴノミクス形状のマウスですが、多ボタンマウスなので重くFPSゲーム用とは呼べませんでした。
今回出た「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」は、愛用していたG703みたいな形状で最新に合わせて重量は軽く、性能も良くなっており、握り心地も良かったです。また、カラーも3種類から選べるので今回は派手にマゼンタを選んで見ました。
エルゴノミクス形状でFPSゲーム用のマウスが欲しい方におすすめな「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」を紹介していきたいと思います。

外観と製品の紹介


PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」は、2024年10月にLogicool Gから発売されたエルゴノミクス形状のゲーミングマウスです。
また、今回紹介するカラー(マゼンタ)以外にもブラックやホワイトモデルもあります。

PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」は、PRO X SUPERLIGHT 2の形状(左右対称)を変えて左右非対称のエルゴノミクス形状(右手専用)にしたゲーミングマウスになります。

スペック

接続方法
LIGHTSPEEDワイヤレス(USBレシーバー)
有線接続
重量 60g
寸法
幅: 67.7 mm
奥行:125.8 mm
高さ:43.9 mm
センサー HERO 2
DPI
100~44.000DPI
ポーリングレート
1000~8000 Hz
ボタン数 5つ
バッテリー 最大95時間
カラー
ブラックホワイトマゼンタ
ライティング なし

製品と付属品

製品について

全体のカラーはマゼンタ一色でGのロゴとマウスホイールは黒や白が入っています。
また、ライティング機能はなくGのロゴは光ったりはしません。


コーティングも良く、付属品でグリップテープが付いていますが、貼らなくても滑ることがあまりないと思います。(持ち方によると思いますが。)

左側にはサイドボタンが2つあります。

右側にはサイドボタンがありませんが、右下に小さくSUPERLIGHTの文字が印刷されています。

マウスの先には有線ケーブル(USB Type‐C)の接続部分があります。

裏側には、マウスソールと電源ON/OFFの切り替えスイッチがあります。(青がONで赤がOFFです。)

また、ロゴGのある部分は外すことができ、レシーバをしまうことができます。

付属品


PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの付属品は以下の通りです。

・LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー
・USB タイプ-C to USB タイプ-A ケーブル(1.8m)
・レシーバー延長アダプター
・ソール付き開口ドア
・グリップテープ
・保証書/保証規定

レシーバー延長アダプターについて
延長レシーバーにレシーバをさして、反対側に有線のケーブルをさすことで延長することができます。
※PCとの距離が遠く接続が不安定な方は試してみると良いと思います。


ソール付き開口ドアについて

開口ドアは2種類あり、マウスソールバージョンと別売りのPOWERPLAYに対応しているバージョンがあります。
(POWERPLAYのマウスパッドを持っていない方基本的にマウスソールの方を付けておけばよいと思います。)

PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」の特長

性能と形状

性能

PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」には、Logicool G 独自のセンサー(HERO 2センサー)が搭載されています。
高性能なセンサーが搭載されており、DPIは最大44,000 DPIまで対応し、ポーリングレートも最大8,000Hzまで対応しています。

接続は独自の高性能LIGHTSPEEDワイヤレス接続でワイヤレス接続でありながら有線接続と同等かそれ以上のスピードを誇り、超高速の1ms応答時間で遅延なく使うことができます。

バッテリー持ちもよく、約1時間のフル充電で最大95時間の連続使用が可能です。
また、別売りになりますがPOWERPLAYに対応しております。

Cタケ
Cタケ

全てにおいて高性能なゲーミングマウスになっていると思います。

形状について

サイズは幅: 67.7 mm奥行:125.8 mm高さ:43.9 mmで重さは60gになっています。



サイズ感は大きめなマウスで形状はエルゴノミクス形状になっており、かぶせ持ちやつかみ持ちに適しているマウスだと思います。

重さは60gと軽すぎず重すぎない絶妙な重さで使いやすい(万能な)マウスになっていると思います。
また、ビルドクオリティも良く、強く押してもきしむことなく頑丈でした。

自分が持っているマウスとの比較
自分が持っているエルゴノミクス形状のマウスG703・DeathAdder V2 Proとの比較をしていきます。

各サイズは
DEX 幅: 67.7奥行:125.8高さ:43.9mm
G703 幅:68奥行:124高さ:43mm
DeathAdder V2 Pro 幅:72.6 奥行:127高さ:42.7mm

サイズをみるとDEXとG703はほぼ同じサイズ感でDeathAdder V2 Proは高さ以外は大きめなサイズになっています。
なので手のサイズが大きめな人にはDeathAdderシリーズを買ってみるのが良い気がします。(大きくかぶせ持ちをしたい方)

そしてDEXとG703の違いですが形状では個人的にはそこまで違いはなかったと思いました。しかし、細かな違いはあり、特に右側の薬指を置く位置の所がG703は角度がありますが、DEXの方はまっすぐになっており、かぶせ持ちで握った時に少し違和感ではないですが握りづらさがありました。なのでDEXはかぶせ持ちよりもつかみ持ちよりのマウスな気がしました。(かぶせ持ちが持ちづらいわけではありません。)

感想
かぶせ持ちをしている自分的には全然使いやすく、握り心地もよく自分の手にフィットしてくれています。
持ち比べた時にG703の方がかぶせ持ちした時のフィット感は良かったですが、重さやクリック感など総合的には圧倒的にDEXの方が良く特に重さはDEXのマウスを持ってからG703を持つと重すぎて動かしにくいと思っていしまいました。

独自のスイッチ

PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」には、Logicool G 独自のスイッチ(LIGHTFORCE スイッチ)が搭載さており、このスイッチは光学式スイッチとメカニカルスイッチ(従来のスイッチ)とのハイブリッドスイッチに当たるスイッチになります。
光学式スイッチでありながらメカニカルスイッチのような打ち心地の良いスイッチになっています。


マウスホイールは一つ一つ回している感じもありますが、回しやすく滑らかに回転してくれます。
サイドボタンの位置や大きさも程よく2つの間に隙間もあり見なくても分かりやすくなっています。

Logicool G HUB」ソフトウェアの設定

PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは、専用のソフトウェア「Logicool G HUB」から様々な設定を行うことができます。ダウンロードはこちらから

感度(DPI)設定

感度設定ではDPI・レポートレート(ポーリングレート)・ヒーローセンサーキャリブレーション設定を行うことができます。

DPIの設定を画面中央で行うことができ、DPIの変更やPDIの数(スロット)を変えることができます。
(DPIは100~44000に変更可能でスロットは1~5つまで可能です。)


右上の詳細を押すことでPDIのX軸(左右)だけでなくY軸(上下)の設定を行うことができます。
リフトオフ距離(LOD)も高・中・低から選ぶことができます。


また、左側では既存のプリセットに変えることや自分でプリセットを作ることができます。

右側ではレポートレート(ポーリングレート)・Heroセンサーキャリブレーションの設定ができ、レポートレート(ポーリングレート)は無線時と有線時の設定が行うことができます。
無線(ワイヤレス)時は125・250・500・1000・2000・4000・8000Hzから選べます。
有線時は125・250・500・1000Hzから選べます。

レポートレート(ポーリングレート)設定の下にあるHeroセンサーキャリブレーション設定では前持っていたマウスと感度(PDI)に違和感がある方に感度の違いがどれだけあるかの確認ができる設定になります。
(使い方は2つのマウスをDPI同じにして横にスライドすると確認することができます。)

割り当て設定

割り当て設定では、右側にある割り当て可能な5つのボタンを左のコマンド・キー・アクション・マクロ・システムの中から別のキー(コマンド)に割り当てることができます。

感度(DPI)設定・割り当て設定の設定はゲームによって分けることができます。

右上を押してゲーム名前を選択することでそのゲームをしている時の感度(DPI)や割り当てしたボタンにすることができます。

また、ゲームを開く時にソフトウェアを開かなくても自動で切り替えてくれるのもありがたい機能です。

デバイス設定

デバイス設定では
● バッテリー残量
● スイッチ
● ゲーミングサーフェスモード
● オンボードメモリーの設定を行えます。

左上のバッテリー残量では、現在のバッテリー残量・残りの使用時間
・レポートレート(ポーリングレート)・最大使用時間を確認することができます。


バッテリー残量はレポートレート(ポーリングレート)や次に紹介するスイッチの設定を変えることで残り時間が変化します。(一枚目が125Hzで2枚目が8000Hzになります。)

レポートレート(ポーリングレート)は通信速度が上昇してゲームには良いですが、その分バッテリーやPCに負担がかかるので適度な所を探して自分にあったレポートレート(ポーリングレート)にすると良いと思います。

スイッチ設定では、ハイブリッド(省電力)とオプティカルのみの2種類がありオプティカルのみにすることでスイッチの速度を上げることができます。(デフォルトではハイブリッド(省電力)になっているのでゲームを良くする方は変えることをおすすめします。)

多少ですが、バッテリーにも影響するそうです。

ゲーミングサーフェスモードでは、センサーの設定を行うことができます。
センサーの反応が悪かったり、ガラスマウスパッドなどでセンサーが動作がおかしくなった時に変えてみると良いと思います。


オンボードメモリのON-OFFの切り替えをすることができます。
オンボードメモリをONにしておくことでG HUBでカスタマイズした設定を、他のパソコンでも使うことが可能になります。

その他

USBレシーバーは2in1ライトスピードに対応

対応しているキーボード/マウスであれば、USBレシーバーを共有することができます。
G HUB2022.7以降からLIGHTSPEED2デバイスペアリングをサポートする製品のリストです。

実際にやってみた!

PRO X TKLのキーボードと今回紹介しているPRO X SUPERLIGHT 2 DEXのマウスを一つのレシーバーでできるよにしてみたいと思います。

まず左上を押して設定を開きます。

次にデバイスペアリングツールを開きます。

ここで自分はキーボードのレシーバーでしかできなかったので選択して、「続行」を押して進んでいくと注意が出できて「ペアリングを開始」を押してペアリングを行うことができました。

しかし、オレンジの文字を読んでいただければわかると思いますがこの接続方法ではマウスのレポートレート(ポーリングレート)が1000Hz以上にすることができなくなってしまいます。(せっかく8000Hzに対応しているのにもったいない)

まとめ

PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」は、性能面やクオリティ面での優れており、エルゴノミクス形状のゲーミングマウスでFPSゲームをしたいならこれを買っておけば間違いないと思いました。
形状もエルゴノミクス形状でかぶせ持ちやつかみ持ちに適しており、持った時のフィット感が良く軽さと相まって使いやすく、ハマる人にはハマる製品だと思います。
全体的にクオリティの高いゲーミングマウスだと思いました。しかし、価格も高いのが残念です。
性能面ではG703から乗り換えるのは全然ありだと思いました。また、エルゴノミクス形状マウスで高性能なゲーミングマウスが欲しい方にもおすすめなマウスです。

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